そもそも第3次アーミテージ・ナイ・リポートがなぜあんなに強硬かつ傲慢なのか。原発からTPPまで、あれは全部アメリカの安全保障のためのものである。まったく日本の安全保障のためではない。なぜだ。不思議な感じたので、アメリカの現状ものをメガ読みしてみた。総じて言うとアメリカの混乱はかなりひどい。オバマケアがらみの出来事は、企業エゴがむき出しである。アメリカは唯一の従順な従属国である日本にややこしいことや危険なことを押し付けようとしているだけなのだ。それだけアメリカは追い詰められている。しかも今のアメリカ中枢部において日本に関心のあるのは、ほとんどペンタゴン関係者だけだという。アメリカは自国の国益しか考えていない。それを丸呑みするのは、溺れる者の藁になるようなものである。アメリカの要求が傲慢に見えるのは、アメリカ政府がコントロールできないたくさんの不幸を抱えすぎているからだ。日本がアメリカの要求をただ丸呑みするのは、そうしたたくさんの不幸を日本に呼び込むということである。
藁をもすがる大国アメリカ
