査読つき紀要編集の悩み

レフェリー不可能な論文はどうすべきか。著者の実績を信頼して掲載するか、通常の論文の基準で機械的に落とすか。研究ノートに格下げして掲載するか。査読者にはどの程度の謝金を支払うべきか。再校に大量の書き込みをした場合、再度レフェリーにかける必要があるか。ミクロマクロ計量系の研究者が質的研究を学術論文として受容できるか。教育実践に関する研究をどう扱うか。などなど、ディシプリンや狭い研究領域で定義された研究学会の機関誌とは、まったく異なる問題を「にわか編集委員会」が的確に判断できるようにしなければならない。とりわけ世代間の論文基準のギャプは埋めようがない。今日はそれを片付ける。